毎朝新聞デジタル

アパートで50代男性が変死、直前に響き渡った「異常な笑い声」

7/24(木) 11:32 配信

静岡県警は23日、県内の木造アパートの一室で、この部屋に住む50代とみられる男性の遺体を発見したと発表した。同日午前、アパートの大家が安否確認のためにマスターキーで室内に入ったところ、リビングで仰向けに倒れて死亡している男性を発見し、110番通報した。

捜査関係者によると、部屋に荒らされた形跡はなく、外傷も見当たらなかったが、発見に至るまでの経緯と遺体の状態に不可解な点があるという。

前日の深夜、男性の部屋から突如として「尋常ではないほどの大声で笑い続ける声」がアパート中に響き渡った。隣室の住人によると、笑い声は数分間続き、その後「ドスン」という家具が倒れるような大きな音がして静まり返ったという。翌朝、騒音の苦情を受けた大家が注意のために部屋を訪れたが、応答がなかったため入室し、遺体を発見した。

遺体は顔の表情筋が強く引きつり、口を大きく開いて「笑ったような表情」のまま硬直していた。また、四肢の筋肉には激しい痙攣を起こした痕跡が残されていたという。

警察庁の統計によると、ここ数ヶ月の間、「健康だった人間が、突然激しい痙攣とともに狂ったように笑い出し、直後に死亡する」という同様の変死事件が複数件報告されている。

いずれのケースも被害者の年齢や職業に共通点は見つかっておらず、警察庁はこれらの連続不審死を「急性笑痙攣突然死事件」と呼称。未知の神経毒や局地的な感染症(致死性の高い脳炎など)の疑いも含め、保健所や国立感染症研究所と連携して慎重に調査を進めている。男性の部屋からは複数の空の缶詰やレトルト食品が発見されており、食中毒の可能性も視野に入れている。

通報した隣人は「普段は大人しい人だった。あんな恐ろしい笑い声を聞くことになるとは……顔の硬直が目に焼き付いて離れない」と青ざめた表情で語った。